ハロプロの夢を見た

ここのところ東京は随分涼しくなりました。暑さに慣れた身には寒いほどに。冷える部屋の匂い、季節が変わる街の匂い、ほのかに漂うそれらの匂いを感じると、僕はどうしても思い出してしまいます。OH-SO-ROのこと、タンポポのこと、娘。のこと、まとめて言うならば今となっては全て美しく思える時期のことを。当時はそこまで強く楽しいとなんて思っちゃいなかったんですが、今となっては懐かしさに美化されて、嫌なことなんて忘れていますから。特にOH-SO-ROは2000年10月3日スタートで冬のイメージが強くて――開始日を調べてみて、ラジオテキストの少なさに愕然としました。時とともに確実に忘れ去られようとしている――更には寒い中新宿タワレコにフリーペーパーを取りに行った思い出があり・・・少しでも寒いなと感じると当時のことを思い出してしまうのです。
そのことと関係があるのか無いのか、昨日今日とずっとミキティのことを考えていました。ソロの藤本美貴も美化され記憶の中に整頓されつつあることを自覚し、自分が年をとったことを思い知らされました。


そんな伏線があったからか、娘。の夢を見ました。きちんと覚えていれば筋書きを晒すのですが、漠然とした雰囲気しか分かりませんでした。その夢は当時――四期メンバーが入って半年程、タンポポやらプッチモニが生まれた頃――に僕が感じていた、モーニング娘。というグループが醸し出す「ふんわりとした温かさ」、こんなに好きなのに、こんなに色んなものを貰っているのに何もお返しすることができない「懐かしい切なさ」が漂っていたのです。よっすぃ〜が、りかっちが、ごっつぁんが――そうだ、僕は彼女のことをいつもごっつぁんと呼んでいたんだ。今思い出したよ――そこにはいたような気がする。


最初に出会ったアイドルが、一番愛しく思えるのかな。そうだったら、これからはずっと悲しくなり続けるだけなのかな。やれやれ。雅恵可愛い。