アイドルをさがせ!夏休み特別企画「以心伝心メロン記念日」(2000年8月22日、2000年8月29日)

衣装協力 camomille、B.B.S.*1


文明の利器を用いて手に入れました。冷静に考えてこれはとても凄いことですよ。四年も前の深夜テレビ番組の一コーナーを見ることが出来る。それはその放送を重要だと思っている人間がいるからではありますが、それを誰もが手に入れることが出来るというのは。
僕は「リリーフエースしばた」さんのところでテキストだけ読んでいて、いつか見てやろうと思っていただけに見ることが出来て大いに嬉しかったです。内容は上のページを参照して下さればよいかと思います。僕はそれを見た感想を書きますので。


まず、アイさがの司会が飯田さんとりんねさんだということを改めて現前させられた。りんねさん。声が僕のイメージと違って、あー僕は彼女のことを全然覚えてないんだなと悟りました。当時まだ僕は中三で、モーニング娘。を好きになりつつある過程であり*2、まだハロプロに興味が薄かったですから仕方が無いのですけれども。


次は、メロン記念日について。
まず第一には、知らない四人がそこにいるなという感触を覚えました。それなのに声や発声時の雰囲気には聴き覚えがあって、実に奇妙な気分。今と比べると表情の見せ方がアイドルとして訓練されていないですが、それでもやっぱり同じ人、見せ方の個性は全く同じなんですよ。それだけ真っ直ぐに成長したということか、それとも本質的には何も得ることなく過ごしたということか。まぁ、人間三つ子の魂百までといいますし、当たり前、なのかな。
更によく見れば、若い。当たり前なんですが、これは僕にはとても衝撃的なことです。1982年生まれの大谷さんは当時18歳。今の僕と同い年ですよ。とんでもねえよなぁ。柴田さんに至っては年下ですしね。これも妙な気分が醸し出される原因の一つですね。これまた当たり前ですけど。
大谷さんについて。顔が若い。細い。化粧に違和感(これは四人ともか)。 当時の僕がこの女の子を見ても好きにはならなかっただろうし、今の僕がこの女の子を見ても好きにはならないと思う。何かが足りない気がする。去年の五月から夏にかけてでしょうか、僕はその何かを大谷さんに感じたのですが、一体何を感じたのだろうかと自問。
村田さんについて。ワサビ大量寿司を食べているのは誰かを斉藤さんが当てる時、彼女を一番手前に配置したスタッフを賞賛します。正解は柴っちゃんなのにマサオを疑うひとみんを横目に、カメラに向かってニヤリとしてみせるむらっち。今も昔もああいう表情が一番輝いてますね。超渋メロンのイチゴ食べるむらっちの図も同じ狙いなのでしょうが、企画の中で自分からするという点が大きく違うのです。それにしてもこの企画はむらっちに適しているなぁ。“嘘をつく”企画の時にワザとらしく演じることが巧いキャラクターが一人いないと単調になってしまうので適しているのでしょう。 彼女をもっと早い時期にハロプロでボケキャラとして広く活用して欲しかったなぁという思いは強まるばかり。当時の四人から一人を選べと言われれば、むらっちを選びますよ。面白いですもの。 リーダーと呼ばれるむらっちについては、その過程やらの知識があまりにもないのでスルーします。
斉藤さんについて。僕は“変わらないなぁ”という印象しか受けませんでした。こういったゲームでは普通ですしね、彼女は。
柴田さんについて。彼女をオーディションで選んだ人は凄いですよ。2000年での彼女は、今ほど綺麗になるとは思えませんから。少なくとも僕には見抜けない。 当時から「ワンフレーズアイドル*3」としての能力を遺憾なく発揮しています。「四人でメロン記念日だから」。この一言があったからこそ、このコーナーは文明の利器を用いれば手に入れることが出来るのです。そして、この一言に大きな意味を持たせ続けてくれたメロン記念日のプロデュースに関係する皆様、本当にありがとうございました。できればこれからもよろしく。

*1:画質が悪くて、このブランド名が正しいのか分かりません

*2:どうやら僕は物事への関心が「どうでもよい」から「好き」へ滑らかに移行する人間のようです。
モーニング娘。を、吉澤ひとみを、メロン記念日を、そしてラジオをいつ好きになったやら、全く思い出せないのです。
自分の赤ちゃん時代の記憶が曖昧なように。

*3:僕の作った造語。
ワンフレーズでその場を打開しようとするアイドルのこと。
表現力が足りなくて文章で表現できないとも言えるが、時にそのワンフレーズが心に突き刺さったりする。