メロン記念日大谷雅恵のトークについての一考察

大谷さんは自分たちのラジオ番組の中で自分の考えを語る際、しばしば「何だろ」と口にするのですが、その「何だろ」が持つ語尾の優しさが大好きです。
その習慣的な一言は、文節の隙間にどこにでも入り込む、他の人で言えば「えーと」や「やっぱり」に当たる言葉。そんな些細な言葉に惹かれるのは何故だろう。
私が日常で喋っていて、同じように考える時間が欲しい時には、「何だろ」ではなく「う〜ん、どうなんですかねぇ・・・」を使うのですが、それよりも「何だろ」の方が断然素敵に思えます。ラジオなのだからすぐに返答せねば、という切迫感が「何だろう」の「う」を消し去っている。ラジオで話しているのだという思いをきちんと感じながら放送しているその雰囲気が伝わってくるからこそ、素敵なのです。
メロン記念日のラジオで彼女の「何だろ」を聴くたびに、言葉を捜し、考えを巡らしているであろう彼女のぽかんとした表情を想像し、また一層好きになります。
こんな好意の持ち方もありではないでしょうか。