一行だけマサオ

出会いが芋づる式にあります。あまりにも複雑に絡み合っているので、笑いたくなるほど。この網の目を僕は運命と呼びますし、この芋づるを巧い具合に引っ張るとそのうちマサオくんが出てくるんじゃないかと心のどこかで期待しながら。しかしこの芋づるを引っ張っている内に、マサオくんじゃなくても素晴らしい人と出会ってしまうのだろうな。そうやってヲタはヲタで無くなるのです。
マサオにファンレターでも書こうかな。書を捨てよ、町へ出ようと。そっちからも芋づる引っ張ってくれないといつまで経っても出会えないのです。